古川章蔵さんのクレマチス紋で、すがすがしい気分です。
淡い青がきれいな斑唐津の小鉢です。
モールのガラスを通り、光がいろいろな表情を魅せてくれています。
こんもりもちょこんと盛りも似合います。
地味な牡蠣ですが、太いしのぎがふんわりと受け止めてくれています。
「仲々に面白くよろしいものが出来ました。」
轆轤目のある肌が、光をとてもやわらに包み込み、優しい青色を生んでいます。
素朴な風景に釉薬のベールが優しい印象をプラスしています。
「小鉢」ですが、二人分のお総菜がちょうど良い寸法となっています。
たっぷりと掛けられた白化粧の濃淡で、表情豊かな粉引となっています。
春を告げ、秋に遊ぶ蝶々の小付です。
