井戸耳盃・有光武元
「ちょっとした和え物や、ころころしたものなどに盛り心地のよいものです。」
この耳付の小付は見込が丸く深いので、ちょっとした和え物や、ころころしたものなどに盛り心地のよいものです。お徳利は中村恵子さんの一合入りの朝鮮唐津、猪口は須田菁華さんの華やかな盃です。取り合わせによって器たちは生き生きといたしますね。
工芸店ようび 店主 真木
明日は「納豆の日」。
関西人は納豆は・・・。
とよく言われますが、実際、大阪市は全国47位。
歴史的には、聖徳太子の愛馬の餌が納豆になったという話があるそうです。
「納豆」という言葉が書かれた日本最古の書物は、紫式部と同時代の藤原明衡が書いた『新猿楽記(しんさるごうき)』だそう。
「光る君へ」の平安時代です。
ということで、納豆料理もワンランクアップしてくれる小付のご案内です。
「井戸片口」と同じ土、焼き方で、こちらは愛らしい耳が付いた小付です。