染付籠にあざみ文蕎麦猪口・阪東晃司
「厚さといい口づくりといい・・・」
久し振りに籠にあざみの文様の蕎麦猪口を造っていただきました。本歌は江戸中期から後期にかけて位と思われますが、特定は出来ません。
よく出来ています。厚さといい口づくりといい本歌に劣らぬ出来栄えになっています。
阪東さんは、これからもひたむきにこうして良いものを作って下さる安心感のある作家です。
工芸店ようび 店主 真木
3月も明日まで。
明日は「山菜の日」です。
語呂合わせですが、蕗の薹が終わり、つくしの季節の頃。
里山で桜の咲く頃に下を向いて歩く人は、つくしが目当てだったりします^^
さて、小鉢としても重宝するのが「蕎麦猪口」。
阪東晃司さんにもいくつか作っていただいていますが、「染付籠にあざみ文蕎麦猪口」がやってきてくれました。
店主が大切にしていた古伊万里の蕎麦猪口を写したものです。
店主のお気に入りだったのですが、阪神淡路大震災で一つだけ残ってくれました。
丁寧に金継ぎを施し、そして、時を経て阪東晃司さんに丁寧に丁寧に写していただいています。
こちらの写真の手前は本歌です。