鉢盛

井戸沓形中鉢・有光武元

「食卓にぜひ鉢盛をおすすめしたいと思います。」

感染症の影響もあって、鉢盛は人気がなくなっておりましたが、ご家庭でもお客様でも鉢盛はよろしきもので、私のところでは殆んどのお菜は鉢盛で出します。

1、先ず手間がかからず美しく盛れる
2、熱いものは冷めにくい、冷たいものも同様
3、その人によって必要な分量を取れる
4、取り箸を付けるので、残ったものも残り物にならない

等のたくさんの利点があり、おてもとに適度な取り皿と鉢とがあれば、それぞれに分けて召し上がっていただけます。

食卓にぜひ鉢盛をおすすめしたいと思います。

これは、明時代から大変好まれている赤絵の写しで、須田菁華さんがお得意にしていらっしゃるものです。寸法がよく、多くても少なくても大変使いやすく重宝なお鉢です。

春のお向には沓形の井戸(有光武元さん作)、このようにお向も取り皿として使え、一器三様どの様にも使っていただくことで、器は多様に生きます。

辛子酢味噌と生姜醤油を適宜にかけていただきます。

工芸店ようび 店主 真木

やっとマスクから解放されるかと思いきや、猛烈な花粉の飛散でマスクが手放せない3月。
とは言え、3年ぶりに再開できることがあれやこれやで否が応でもワクワク気分です。

今日はさっそくひな祭り!でしょうか。

盛鉢がシンプルな旬の料理を簡単にもり立ててくれます^^

鉢盛

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ようびの器 ものみな美しき日々のために



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全壊しておりました輪島・奥田志郎さんの家と工房の中から、専門家にお願いして何とか一部引っ張り出すことが出来ました。

めずらしいものも出てきましたりで宝さがしの様です、と奥田さん。しばらくは拭漆のものは出来る体制でございますが、この様な真塗のものは出来ませんので、改めて「よい塗物だなあ」と感心しています。

まだまだ商品を作っていただくことの出来ない状況でございますので、これらを出させていただくことで少しは前に進めると思っております。

よろしくお願い申し上げます。

2024年67月23日

工芸店ようび 店主 真木

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