我が家のお雑煮 朱二ツ椀

漆器・輪島塗:二つ椀《合鹿椀》・奥田志郎

「お餅と具がゆったりと入っていい感じです。」

朱二ツ椀

お雑煮は御出身地によって千差万別。かなり興味を持ってお聞きしてもやはりとり入れさせていただけません。結局毎年同じ自分の家のお雑煮になってしまいます。でもお餅が必ず入っていて、具が多く大きいのは変わりないようです。

今年は桃山時代の合鹿椀の写し(二つ椀・この度は本朱)に雑煮を盛ってみました。お餅と具がゆったりと入っていい感じです。小さい方に黒豆・ごまめ・酢牛蒡の三種を盛り、からすみと大根は須田菁華さんの椿紋の華やかな色絵の皿を使ってみました。

盃は根引松紋(伏原博之さん)静かで華やかでお正月気分満載です。

工芸店ようび 店主 真木

長らく「黒」をご案内していましたが、今回、奥田志郎さんが「朱」も制作してくださいました。
さっそく、お正月のコーディネイトに^^

お餅、小芋、大根、豆腐、そしてお味噌のすべてが白(o^^o)
こちらのお雑煮は店主のおうちの「(家での名称だそう)公家雑煮」です。

白味噌は、平安時代の公家文化の名残だそうで、「公家雑煮」の名前もあながち間違ってはいないようです^^

こちらの「二つ椀」、一の椀は500mlほど入るので、具だくさんのお雑煮がいただけます。

お正月の道具

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この度の能登大地震で被災をいたしました奥田志郎氏に対して、お客様よりようびを通じての温かい御支援御鞭撻を頂戴致し、ありがたく厚く御礼申し上げます。

只今の状況は、輪島市内に関して行政からの進展は遅く、避難所と車の中という暮らしを強いられる状況です(五月十一日にやっと仮設住宅に入れることになったそうです)。

道具その他、壊れた家から出すのは危険を伴いますので、専門家に依頼して、今懸命にお見せ出来るものを含めて探索中でございます。それが済みますと行政が撤去することになると聞いております。

何とか元気にはしていらっしゃる状況でございますので、とりあえず現状の御報告と御支援の御礼を申し上げさせていただきました。

2024年5月1日

工芸店ようび 店主 真木

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