九谷焼:染付牡丹形向付・正木春蔵
「いろいろの歴史を経て写しが正木さんの作品になる過程は興味深くうれしいものでございました。」
もう三十年も前のこと、正木さんに二年間くらい集中して古染付をお願いしたことがありました。今思い越しますと、何としつこくご注文するようびも正木さん御自身もよくやりましたことと振り返ります。
50とか100とかいう単位で御注文くださったお客様があり、その数をこなすことで上達した部分もありましたと正木さん。いろいろの歴史を経て写しが正木さんの作品になる過程は興味深くうれしいものでございました。その頃の型を使って牡丹の向付を作っていただきました。
鯛の黄味まぶし、わさびとのりを付け合わせて。
工芸店ようび 店主 真木
桜が終わると、藤、そして、牡丹です。
奈良時代に薬用植物として中国から入ってきた牡丹。
中国では「百花の王」と呼ばれているそうです。
日本でも、品種改良がなされて、今では300種ほどの品種があるそう。
正木春蔵さんの牡丹は美しい大輪の牡丹。
初夏の食卓に華やぎを添えてくれます。
本日夜8時から販売させていただきます。
お見逃しございませんように。