琵琶の向付

九谷焼:染付琵琶形向付・正木春蔵

「特に店主の私が気に入っている秀作です。」

昔(と申しましても40年ほど前)正木さんに3年位の間、染付のものを集中して作っていただいた時代がありました。この琵琶の向付は、古染付写しとして作っていただいたもので、特に店主の私が気に入っている秀作です。

正木さんは魯山人が須田菁華さんで色絵を作らせていただかれていた頃、ずっと投宿しておられた宿「白銀屋」さんの御次男で、さまざまなよい器を見てお育ちになったこともあって、技術はご夫婦で須田菁華さんに修行に入られ、ようびのために次々とよいものを造っていただきました。残念ながら今年春に奥様は亡くなってしまわれましたが、お弟子さんの力を借りられながら、年ですからとおっしゃりつつ意欲的によいものを造ってただいています。

椀は名代の尚古堂さんの作品に、京・竹田省さんの芒の蒔絵、蓋の裏に蝶、中には月があり、琵琶と相まって秋を感じさせてくれるのではと思います。

工芸店ようび 店主 真木

9月になりました。

今年の「中秋の名月」は9月29日金曜日です。
一ヶ月ほど先ですが、その頃には暑さもきっと一段落のはず。

深まる秋の準備をゆっくりと・・・。

琵琶の向付

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この度の能登大地震で被災をいたしました奥田志郎氏に対して、お客様よりようびを通じての温かい御支援御鞭撻を頂戴致し、ありがたく厚く御礼申し上げます。

只今の状況は、輪島市内に関して行政からの進展は遅く、避難所と車の中という暮らしを強いられる状況です(五月十一日にやっと仮設住宅に入れることになったそうです)。

道具その他、壊れた家から出すのは危険を伴いますので、専門家に依頼して、今懸命にお見せ出来るものを含めて探索中でございます。それが済みますと行政が撤去することになると聞いております。

何とか元気にはしていらっしゃる状況でございますので、とりあえず現状の御報告と御支援の御礼を申し上げさせていただきました。

2024年5月1日

工芸店ようび 店主 真木

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