秋を待つ気分

伊賀焼:雅造蓮弁刻紋様碗・福森雅武

「少しでも秋を待つ気分になっていただけるようにと献立を考えてみました。」

あっという間に秋になるのでしょうか。でもまだお暑い日々でございます。少しでも秋を待つ気分になっていただけるようにと献立を考えてみました。

ちょうど福森雅武さん作品の蓮手文の向付が参りました。大らかな見込みはふんわりと中のものを受けとめてくれます。カマスの一塩に大根おろし(酢しょうゆ)をかけ、穂じそを散らしました。

なめらかな粉引の荒賀さんの作品には、湯葉をよいお出汁で煮浸にして枝豆を散らしました。

もみじのお皿(めずらしく福森さんの染付です)には夏のたのしみ、白瓜の糠漬けです。

朱の片口(奥田志郎作)には冷たいお酒、口切れは抜群です。

この長手の盆は洋食器にもと思って作りました。横一尺四寸の隅切で、ゆったりと大らかに使っていただけるものです。

工芸店ようび 店主 真木

名ばかりの秋・・・。
来週から少しは涼しくなるそうですが、同時にあてにしないほうが良いとも。
今年ばかりは、雨も暑さも、専門家の方々にも想定外が多いようです。

ともあれ、工芸店ようびは夏季休業後は秋に衣替え。
徐々に・・・ですが。

休業明け前、一足先にご案内。
献立は今の旬のものを爽やかに仕立てていますが、うつわはすっかり秋らしく・・・。

秋を待つ気分

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この度の能登大地震で被災をいたしました奥田志郎氏に対して、お客様よりようびを通じての温かい御支援御鞭撻を頂戴致し、ありがたく厚く御礼申し上げます。

只今の状況は、輪島市内に関して行政からの進展は遅く、避難所と車の中という暮らしを強いられる状況です(五月十一日にやっと仮設住宅に入れることになったそうです)。

道具その他、壊れた家から出すのは危険を伴いますので、専門家に依頼して、今懸命にお見せ出来るものを含めて探索中でございます。それが済みますと行政が撤去することになると聞いております。

何とか元気にはしていらっしゃる状況でございますので、とりあえず現状の御報告と御支援の御礼を申し上げさせていただきました。

2024年5月1日

工芸店ようび 店主 真木

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