漆器:切箔絵黒端反椀・奥田志郎・山本哲

「私の理想像ともいえるお椀」

これは、野田行作君に依頼して作ってもらったもので、私の理想像ともいえるお椀であります。

黒漆もわざと回数を少なくして、とぎ出しにせず、控えめというか、素直な美しさを求めました。

持ちやすくて口当たりがよく、その上安定感もある・・・といったことを朱に考え、さらに金箔を切って胴回りに散らし、蓋のツマミにもあしらくことにより、全体の調和を図りました。

このように、絵付けのないお椀は、春夏秋冬の区別なく気軽に使えるという利点があります。その上、丈夫にということにも留意してあり、考えようによっては、実に欲の深いお椀といえそうです。

辻留 辻嘉一・おつゆもの(辻留・伝承料理)より

「昭和の名椀」いかがでしたでしょうか。
もちろん、本歌の写しですが、きっと、ご存命であれば辻嘉一氏も納得されたことと思います。

こちらは、辻嘉一氏がご自身の書籍で認められたものです。

「私の理想像」

ぜひ、手にとって、お汁をついで、お確かめくださいませ!(^^)/

追伸
第一弾完売ありがとうございます。
12月末になりますが、入荷がございます。
ご予約お待ち申し上げます(^^)/

「昭和の銘椀や」切箔絵黒端反椀

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ようびの器 ものみな美しき日々のために



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この度の能登大地震で被災をいたしました奥田志郎氏に対して、お客様よりようびを通じての温かい御支援御鞭撻を頂戴致し、ありがたく厚く御礼申し上げます。

只今の状況は、輪島市内に関して行政からの進展は遅く、避難所と車の中という暮らしを強いられる状況です(五月十一日にやっと仮設住宅に入れることになったそうです)。

道具その他、壊れた家から出すのは危険を伴いますので、専門家に依頼して、今懸命にお見せ出来るものを含めて探索中でございます。それが済みますと行政が撤去することになると聞いております。

何とか元気にはしていらっしゃる状況でございますので、とりあえず現状の御報告と御支援の御礼を申し上げさせていただきました。

2024年5月1日

工芸店ようび 店主 真木

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