漆器:透漆おひつ・奥田志郎
「お普段にせいぜいお使いになってみて下さいませ。」
ようびの商品として何度目か分らない程このお櫃をお造りして来ました。素地を作って下さる方もお仕事を止められたり、お亡くなりになったりして次々と変わってまいりました。お待たせしておりましたが、輪島の曲げ輪っぱ屋さんにお願いして、又桜の皮で風雅に仕上げていただきました。
この度は塗りを透漆にして頂き、拭漆とは少し趣の違うものに仕上がっています。木材の関係で「目はじき」が見られるものがございます。木地の木目が漆を吸い込んではじいた部分で、傷ではございませんので御安心の上お使いください。
炊きたての御飯は漆のお櫃に入れますと、冷めても美味しうございます。お普段にせいぜいお使いになってみて下さいませ。
工芸店ようび 店主 真木
お待たせいたしました。
毎回長くお待ちいただくことになり、恐縮しております。
土鍋や鉄鍋でご飯を炊いておられる方におすすめしたいのがこちらのおひつ。
電気炊飯器の保温機能が土鍋や鉄鍋にはありませんが、おひつは、ご飯が冷めても美味しくいただけるのがなによりも魅力です。
透漆の美しいおひつは食卓の名脇役です。