印判手梅花文7寸皿・藤塚光男
砂混じりの土は素朴な表情に。
今日は「フナの日」。
フナといえば、(関西では)「ニゴロブナ」。
琵琶湖固有のフナ(鮒)です。
関西以外ではご存じない方も多いのではと思いますが、発酵食品ブーム、
「鮒ずし」に使われている高級魚・・・と言えば、ピンとくるかもしれません。
飯と塩とで数ヶ月から2年ほど漬け込み発酵させる「鮒ずし」は、現存する最古の寿司と言われています。
乳酸発酵食品でもある「鮒ずし」。
琵琶湖のある滋賀県では、昔から薬の代わりに「鮒ずし」を食す習慣があるそうです。
さて、早咲きの梅がそろそろ満開に。
梅といえば、梅干し。
「日本一の梅の生産地」和歌山の梅生産量は60%以上を占めるそう。
質も高く、地域ブランド南高梅で作られる梅干しは果肉が柔らかです。
実りの季節は4ヶ月先。
和歌山の「紀州石神田辺梅林」は展望台から眺めるすり鉢状の梅林が絶景です。
「一目30万本」とも。
まずは、香り立つ梅の花に癒やされに・・・。
こちらは、藤塚光男さんから満開の梅が描かれた中皿です。
芋版のような印判手が梅をおおらかに魅せてくれています。