一閑張り:千羽鶴文箔絵三段重・黒内朱・藤井収・山本哲
「山本哲さんのやさしい箔絵を付けさせていただいています。今年は宗達風の千羽鶴の文様をつけてみました。」
ようびの定番として藤井収さんに一閑張の三段重(六五重)を作っていただいたのは、二十余年も前だったと思います。
大変華奢で薄く出来ているのに丈夫なのは、一閑張(和紙を漆で一面に張りつける)のせいでございます。
寸法がよいと御好評いただいています。
山本哲さんのやさしい箔絵を付けさせていただいています。今年は宗達風の千羽鶴の文様をつけてみました。
お花見重としても軽快で、いろいろの使い方を工夫していただけるのではないかと思っています。
工芸店ようび 店主 真木
こちらは「鶴下絵三十六歌仙和歌巻」の鶴たちがモチーフの三段重。
群れて飛ぶ姿は本歌さながらの優美さです。
すれた風景がはかなげで美しい山本哲さんの箔絵。
お正月以外のハレの日にもおすすめです。
現在、奈良の緑ヶ丘美術館・別館で山本哲さんの漆芸展が開催されています。
秋の奈良散歩にぜひお立ち寄りくださいませ。