染付芙蓉手兜鉢・土山敬司
「もっともっと本歌に近付けてと・・・」
土山さんにもっともっと本歌に近付けてと、どんどん薄くして高台内も飛び鉋にしたりして作っていただきました。本歌は渕が輪花になっていて虫喰いがあったりするものですが、これはきれいに整っています。
清水焼の本場で育ち父上より伝授された技術は凄いもので、どんなことでも出来る技術を持たれているうえに、面白くして、もっとラフになどと不尊なお願いをし、その結果古染付とは違う何かを感じさせてくれるよいものになったと思っています。盛り心地抜群の向付です。
旬の三度豆と牛蒡をごま和えにしました。三度豆はやわらか目に、牛蒡は少し硬めに茹でていただくとバランスが良いあえものになると思います。お醤油ベースでもお味噌ベースでもよろしいかと思います。
工芸店ようび 店主 真木
今日は「老舗の日」。
「老舗」の定義は決まったものが無いそうですが、昨日の「森嘉」さんは150年以上の歴史がある立派な「老舗」です。
川端康成の『古都』で「森嘉」さんの豆腐がお土産で登場するのですが、「老舗」ならでは・・・。
さて、こちらは、「森嘉」さんをはじめたくさんの「老舗」がある京都で作陶をされている土山敬司さんから芙蓉手の小鉢です。
ヨーロッパでも人気だった芙蓉手だからでしょうか、洋の料理も似合います^^