州浜形向付

唐津焼:朝鮮唐津州浜形向付・中村恵子

「鰹のタタキを盛りつけてみました。」

洲浜形の向付、唐津の中村恵子さんの作品です。

お向付という名は、懐石の一汁三菜をたてまえとする茶事の道具の内、膾を盛って四つ椀の向こう側に置くものです。

茶事の場合、最初から最後までお膳の上にあるものなので、さまざま面白い形が工夫されて来ました。葉形、花形、色紙形、入れ違い形、動物形、楽器形など、材料も陶磁器ばかりでなく竹や塗、金属のものまでさまざまです。

洲浜形は風景からの形です。鰹のタタキを盛りつけてみました。海苔少々をつけ合わせ、生姜、酢じょうゆでさっぱりと。お膳は奥田志郎さんの朱利休形膳です。

工芸店ようび 店主 真木

「州浜形」。
こんなユニークな形が器になる・・・、和食器の愉しみです。

浜辺の風景をデフォルメしたものですが、江戸時代には婚礼などのときに飾る縁起物でした。
開運招福・長寿延命をあらわす文様だそうです。

盛り付けも左右対称では面白くありません。
海苔と生姜の配置もちょっと工夫をしてみました。

須州浜形向付

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この度の能登大地震で被災をいたしました奥田志郎氏に対して、お客様よりようびを通じての温かい御支援御鞭撻を頂戴致し、ありがたく厚く御礼申し上げます。

只今の状況は、輪島市内に関して行政からの進展は遅く、避難所と車の中という暮らしを強いられる状況です(五月十一日にやっと仮設住宅に入れることになったそうです)。

道具その他、壊れた家から出すのは危険を伴いますので、専門家に依頼して、今懸命にお見せ出来るものを含めて探索中でございます。それが済みますと行政が撤去することになると聞いております。

何とか元気にはしていらっしゃる状況でございますので、とりあえず現状の御報告と御支援の御礼を申し上げさせていただきました。

2024年5月1日

工芸店ようび 店主 真木

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