井戸片口・有光武元

井戸片口・有光武元

「使い込むと赤味を帯びて貫入が入り・・・」

有光武元さんの井戸

井戸といわれている焼物はもちろん朝鮮半島の土なのですが、萩と益田の中間地点の「須佐」に須佐唐津と呼ばれてよく似た感触の土が産出されていました。そのことを小林東五氏から教えていただかれた有光武元さんが、20年位前その土を手に入れられ、今回焼かれたものです。

須佐唐津は還元で焼かれていたもので色は青っぽいグレーですが、有光さんは井戸風に仕上げてみたくて酸化の焔で焼いてみたとおっしゃいます。
使い込むと赤味を帯びて貫入が入り、古い井戸の肌のようになるそうで・・・後略

工芸店ようび 店主 真木

有光武元さんから井戸の片口です。

これまでご案内した片口と違い、こちらは注ぎ口が一体型、すっきりとしたフォルムです。
少し小ぶりですが、注ぎ口の下までで200mlほど入ります。

酒器として、お惣菜をこんもり一人前盛る小鉢として、活躍してくれそうです。

さっそく、ひじき煮を作ってみました。
具は、人参、こんにゃく、京揚げで。

有光武元さん width=

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この度の能登大地震で被災をいたしました奥田志郎氏に対して、お客様よりようびを通じての温かい御支援御鞭撻を頂戴致し、ありがたく厚く御礼申し上げます。

只今の状況は、輪島市内に関して行政からの進展は遅く、避難所と車の中という暮らしを強いられる状況です(五月十一日にやっと仮設住宅に入れることになったそうです)。

道具その他、壊れた家から出すのは危険を伴いますので、専門家に依頼して、今懸命にお見せ出来るものを含めて探索中でございます。それが済みますと行政が撤去することになると聞いております。

何とか元気にはしていらっしゃる状況でございますので、とりあえず現状の御報告と御支援の御礼を申し上げさせていただきました。

2024年5月1日

工芸店ようび 店主 真木

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