九谷焼:色絵花散らし文皿・正木春蔵
「少し焦げ目がつく位にあぶってたっぷりの生姜と醤油でいただきます。」
春になると阪神間の人たちはいかなごを釘煮にして食べるのが風物詩になっています。
それから一ヶ月ほど経て、今度はかますごとして食卓にのぼりますが、何故か阪神間というより大阪の人たちの習慣らしいのです。
釜あげしたかますごを少し焦げ目がつく位にあぶってたっぷりの生姜と醤油でいただきます。
ちょうどお花が咲くとかまだだとか言っている季節で、窓をあけるのは寒い、閉め切ると煙だらけになって家じゅうがお魚の匂いになる。
そんな対策はないままに、毎年何度かいただきます。
・・・後略
工芸店ようび 店主 真木
「雛祭り・お花見月間」には、いろいろな美味が次々に旬を迎えます。
「いかなご」「かますご」もその一つ。
特に「かますご」は、炙った時の香りが・・・(o^^o)
こちらは「一汁一菜」で「かますご」に登場を願った時のもの。
正木春蔵さんの愛らしい小皿がやってきてくれました。
よく似た小皿がありますが、こちらは「工芸店ようび」のオリジナルとして正木春蔵さんに作っていただいているものです。
すっきりシンプルな使いやすい小皿です。