漆器:黒面取石州型椀・尚古堂

漆器:黒面取石州型椀・尚古堂

「装飾がなくても仲々に存在感のある大らかな気分の椀だと思います。」

『時代椀大観』を元に、尚古堂さんに復原していただいたお椀の一つです。

石州椀は寛永の頃、石見を治めていた大名茶人の片桐石見守貞昌(片桐石州斎)が好んだ形と言われて来ましたが、確証はありません。少し端反になった本体に、角ばって高い蓋がついている形のものを呼び習わして来ています。

この椀はその中でも江戸前期あたりの形とのことで、ようびが好んで尚古堂さんに作っていただいて、いろいろの蒔絵などしてまいりましたが、今年はお雑煮椀としてお使いいただけるかと黒のままご覧いただいています。装飾がなくても仲々に存在感のある大らかな気分の椀だと思います。

工芸店ようび 店主 真木

新しいお雑煮椀のご案内です(^^)/

角張ったユニークなフォルムは曲線の美しい流れを感じさせてくれます。
蒔絵などの加飾が無くても素晴らしい存在感です。

八分目で250mlほど入ります。

お正月の道具

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ようびの器 ものみな美しき日々のために



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この度の能登大地震で被災をいたしました奥田志郎氏に対して、お客様よりようびを通じての温かい御支援御鞭撻を頂戴致し、ありがたく厚く御礼申し上げます。

只今の状況は、輪島市内に関して行政からの進展は遅く、避難所と車の中という暮らしを強いられる状況です(五月十一日にやっと仮設住宅に入れることになったそうです)。

道具その他、壊れた家から出すのは危険を伴いますので、専門家に依頼して、今懸命にお見せ出来るものを含めて探索中でございます。それが済みますと行政が撤去することになると聞いております。

何とか元気にはしていらっしゃる状況でございますので、とりあえず現状の御報告と御支援の御礼を申し上げさせていただきました。

2024年5月1日

工芸店ようび 店主 真木

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