「兎が手前に、向側にお月様が見えてたのしいものと思います。」

染付吹墨月に兎深向・阪東晃司

この月兎の深向付は、二十年前位に阪東晃司さんに作っていただき、向付としてだけではなく、口当たりがよろしいせいか湯呑にもお使いいただいて仲々御好評だったものです。今年、久しぶりに作っていただきました。兎が手前に、向側にお月様が見えてたのしいものと思います。中には蛸と胡瓜の酢の物、上に針生姜を乗せています。深い向付はお使いにくいとのご意見もありますが、食卓の上で高低がつき、細かく切ったもの等バラけないで盛れ、使い慣れていただくと有用なものです。

織部釉の菊形小皿(長森慶作)には焼ささみのちぎりの胡麻味噌あえに、枝豆を散らしています。朝鮮唐津(斑唐津)の鉢(吉井史郎作)にはひろうず、おくら、新小芋の煮物。

芒蒔絵の椀は糸目の上に画いてありますので、秋の野原のように曲線が微妙になり幻想的に見えます。内側はお月様と秋の蝶(蝶は春と秋に生まれます)の蒔絵です。お椀の中身は胡麻豆腐と三度豆細切り・のり・ゆず等いかがでしょうか。

工芸店ようび 店主 真木

中秋の企画「月夜の膳」です。

秋雨前線が停滞していますが、
中秋の名月が拝める9月24日はきっと晴れ!

ご馳走を用意して、
窓全開で月夜を愉しみましょう!(o^^o)

染付・月夜の膳

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ようびの器 ものみな美しき日々のために



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この度の能登大地震で被災をいたしました奥田志郎氏に対して、お客様よりようびを通じての温かい御支援御鞭撻を頂戴致し、ありがたく厚く御礼申し上げます。

只今の状況は、輪島市内に関して行政からの進展は遅く、避難所と車の中という暮らしを強いられる状況です(五月十一日にやっと仮設住宅に入れることになったそうです)。

道具その他、壊れた家から出すのは危険を伴いますので、専門家に依頼して、今懸命にお見せ出来るものを含めて探索中でございます。それが済みますと行政が撤去することになると聞いております。

何とか元気にはしていらっしゃる状況でございますので、とりあえず現状の御報告と御支援の御礼を申し上げさせていただきました。

2024年5月1日

工芸店ようび 店主 真木

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