漆器・輪島塗:鰻箱・黒内朱・奥田志郎

漆器・輪島塗:鰻箱・黒内朱・奥田志郎

「輪島ではこの一段の鰻箱をうな重と呼んでいたそうです。」

輪島の産地のものとして標準型と云われる鰻箱を、奥田五右衛門商店では40年前位まで造っていて、その名残りが残っていました。全国の鰻屋さんにかなり大量に出て行ったもので、使用頻度も高く丈夫なことが要求されたのはもちろんのこと、(ご飯を入れて鰻をのせる)量的にも使いやすかったのではないでしょうか。

いま手にとってみますと、鰻屋さんからの要求が積み重なってそれが形に反映されて、欠けないような口づくりの丸みとか、べたっと下にくっつかないための足のように見える切れ込み(つまがけ)とかが実に要領よくうまく出来ています。大量に作られたと言っても機械生産のものではなく、手で作るための仕事を考えた誠にあっぱれな商品だと久し振りに見てあらためて思いました。今はもうこの形は作られていませんのでこれで最後のものです。(余談ですが輪島ではこの一段の鰻箱をうな重と呼んでいたそうです。)

工芸店ようび 店主 真木

今年の夏の「土用の丑の日」は7月30日です。

頭に「う」のつく食べ物。
「梅干し」「うどん」「瓜」「牛肉(うし)」・・・、そして「うなぎ」。

こちらは、奥田志郎さんの「奥田五右衛門商店」が以前鰻屋さん向けに作っていたものです。
現品限り、すでに、数量も減ってしまっていますが、現時点で完売でなければ、ぜひお手元に!

お弁当箱としてもおすすめです(o^^o)

行楽日和。

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ようびの器 ものみな美しき日々のために



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この度の能登大地震で被災をいたしました奥田志郎氏に対して、お客様よりようびを通じての温かい御支援御鞭撻を頂戴致し、ありがたく厚く御礼申し上げます。

只今の状況は、輪島市内に関して行政からの進展は遅く、避難所と車の中という暮らしを強いられる状況です(五月十一日にやっと仮設住宅に入れることになったそうです)。

道具その他、壊れた家から出すのは危険を伴いますので、専門家に依頼して、今懸命にお見せ出来るものを含めて探索中でございます。それが済みますと行政が撤去することになると聞いております。

何とか元気にはしていらっしゃる状況でございますので、とりあえず現状の御報告と御支援の御礼を申し上げさせていただきました。

2024年5月1日

工芸店ようび 店主 真木

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