染付人物文5.5寸皿・阪東晃司
「「えがお」にさせていただいています。」
このお皿は京都の文化人加藤静允先生に頂戴した人物文の写しです。先生は古伊万里の写しを好んで作られますが、どれも豊かな知識と感性と温かなお人柄が表れた作品で、皆さま虜になられるようです。
先生から店主が頂戴した時「財布落とした人みたいな絵やな」と冗談をおっしゃっていたのを使う都度思い出し「えがお」にさせていただいています。少ししょげていて、話しかけてあげたいような、こちらに心の温かさを求めているようなそんな気がいたします。
この寸法も内側のヘコミがよくてとても使いやすく、形も共に写させていただきました。先生のものには及びませんが、阪東さんのまじめなすこやかないい感じのものになっているのではと思います。
工芸店ようび 店主 真木
阪東晃司さんから「人物文」の5.5寸皿です。
5寸皿を先にご案内していましたが、おかげさまで完売いたしました。
完売してから申し上げることに恐縮しておりますが、一つ訂正があります。
5寸皿を「一官人」としてご紹介しましたが、正しくは「人物文」です。
いろいろな人物を描いておられる加藤静允先生。
「財布を落とした人」もこちらの人物も、そんな中のひとりひとりです。
どんな人に見えますでしょうか。