九谷焼:色絵山箸置・須田菁華
山水画から生まれたような箸置です。
今日は「竹酔日・竹植うる日」です。
中国の俗説で「この日は竹が酒に酔っていて、移植されても分からない」とか。
この日移植するとよく繁茂するそうなのですが、筍の季節以外、日本の里山では竹やぶは茂りすぎて厄介者扱いです^^
さて、特集「アナナス」に登場した箸置は須田菁華さんのものです。
山水画から生まれたような箸置。
関西の人ならわかっていただけると思いますが、2つの山は雄岳と雌岳が寄り添って並ぶ奈良の「二上山」のようです。
「二上山」は『万葉集』では「ふたかみやま」とよばれ、山頂には謀反の罪で命を落とした悲劇の皇子・大津皇子が眠ります。