染付:なずな小鉢・小・土山敬司

染付:なずな小鉢・小・土山敬司

「細部まで行き届いたよい写しが出来たとよろこんでおります。」

明の末期の古染付の内でも一番たくさん作られたものの一つで、よく目にする中鉢です。染付の葉の形が薺(春の七草の一つ)に似ているので、ナズナ紋と呼ばれて親しまれてきたものです。形の使いやすさと快さでついつい食器棚から出てしまう小鉢です。

ようびにも須田菁華さんや植山昌昭さんの作品がございますが、この度私の持っている古染付の本歌を土山さんに忠実に写していただきました。

土山さんは京・五条の清水焼の中心地でお父様から御指導を受けられた方なので、どんなことでも出来る腕の持ち主。古染付の写しを無理難題申上げながら作っていただきました。やはり細部まで行き届いたよい写しが出来たとよろこんでおります。ご覧下さいませ。

工芸店ようび 店主 真木

今日は「和食の日」です。
日本食文化について見直し、「和食」文化の保護・継承の大切さを考える日とするのが目的だそうです。

ユネスコ無形文化遺産にも「和食 -日本の伝統的な食文化-」として登録されています。

世界に誇る「和食」。
朝、昼、夜、どれか一食でも「和」の食事にこだわりたいですね(o^^o)

土山敬司さんに「なずな小鉢」を作っていただいていますが、新しく一回り小さな寸法でも作っていただきました。

「小」も使い勝手の良い小鉢となりました^^

土山敬司

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ようびの器 ものみな美しき日々のために



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全壊しておりました輪島・奥田志郎さんの家と工房の中から、専門家にお願いして何とか一部引っ張り出すことが出来ました。

めずらしいものも出てきましたりで宝さがしの様です、と奥田さん。しばらくは拭漆のものは出来る体制でございますが、この様な真塗のものは出来ませんので、改めて「よい塗物だなあ」と感心しています。

まだまだ商品を作っていただくことの出来ない状況でございますので、これらを出させていただくことで少しは前に進めると思っております。

よろしくお願い申し上げます。

2024年6月23日

工芸店ようび 店主 真木