「うぐいす餅と聞いただけで、まだ春浅き空気感まで脳裏に浮かんでくるのは・・・」

菊壽堂「うぐいす餅」

うぐいす餅と聞いただけで、まだ春浅き空気感まで脳裏に浮かんでくるのは、これまた今頃の季節に季節を先取りしてお菓子屋に並ぶものだからなのでしょうか。2月。八角の黒塗の皿にのせて黒文字をつけると、静かで何かすばらしい和菓子ですね。この八角の木地はロクロを使わず殆んど手で削り出したもので、その分だけ価格は少し張りますが仲々に美しく品良く、他のものが丸の場合、変化がつき重宝いたします。

2月はかぶらももう終わり。お茶碗は4代目菁華さんの洒脱な蕪の絵です。茶托は朱段付茶托が合います。急須は瀬戸の有松進さんの総織部。いつも机の上に居てくれて飽きない色と形です。

工芸店ようび 店主 真木

「むっくり」とした黒の八角皿に菊壽堂さんのうぐいす餅。
初春らしい、とても渋いコーディネイトになりました。

少し大きめの八角皿。
「むっくり」に仕上げる為ロクロを使わないこだわりは、結果、木地作りにかなりな時間が掛かるそう。

次回製作があるかどうか・・・。
この機会をお見逃しございませんようにA^^;)

和菓子

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全壊しておりました輪島・奥田志郎さんの家と工房の中から、専門家にお願いして何とか一部引っ張り出すことが出来ました。

めずらしいものも出てきましたりで宝さがしの様です、と奥田さん。しばらくは拭漆のものは出来る体制でございますが、この様な真塗のものは出来ませんので、改めて「よい塗物だなあ」と感心しています。

まだまだ商品を作っていただくことの出来ない状況でございますので、これらを出させていただくことで少しは前に進めると思っております。

よろしくお願い申し上げます。

2024年6月23日

工芸店ようび 店主 真木