儚い夢・・・。

京焼・色絵夕顔紋蓋向付・伏原博之

夏、夕刻に楚々と咲く夕顔はあくまでも儚い夢を想わせる存在です。日本人の情緒反応に大きな影響を与えている源氏物語の夕顔の一場面を思いえがきながら、さまざまに画かれた古い夕顔の絵の中から選抜していただきました。

今の夕顔は種自体が別種のもので朝顔の変種で、夕刻に開花するようにつくられたものですが、それでも薄暗い夕暮れの中に真っ白に咲いている夕顔の花は幻想的です。

華奢な少し平たい蓋物は、少しは雰囲気を出してくれているのかなと、作者伏原博之さんとも話したことでした。

さて何を入れればよいのでしょう。冬瓜のくず引きにしょうがを添えて、お酒はさらりとした冷酒というところでしょうか。バカラのグラスを合わせ、錫の銚子とへぎ板の折敷、かなり上質の一揃えです。

工芸店ようび 店主 真木

台風が日本列島を横断中・・・。

梅雨に台風。
晴れれば、熱中症、降れば、ゲリラ豪雨。

夏に外を愉しむのは控えた方が・・・と思い始めています。
秋まで、部屋でのんびり涼をとる工夫にいそしんだりした方が・・・。

と言うことで、工芸店ようびでは、7月は、家派の方のために、
「かなり上質」なコーディネイトをいくつかご案内する予定です。
「おうちの方が愉しい!」。
そう思っていただけるかと^^

第一弾、伏原博之さんから源氏物語の「夕顔」がモチーフになった蓋向付。
店主は、源氏物語が大好きです(o^^o)

京焼

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ようびの器 ものみな美しき日々のために



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この度の能登大地震で被災をいたしました奥田志郎氏に対して、お客様よりようびを通じての温かい御支援御鞭撻を頂戴致し、ありがたく厚く御礼申し上げます。

只今の状況は、輪島市内に関して行政からの進展は遅く、避難所と車の中という暮らしを強いられる状況です(五月十一日にやっと仮設住宅に入れることになったそうです)。

道具その他、壊れた家から出すのは危険を伴いますので、専門家に依頼して、今懸命にお見せ出来るものを含めて探索中でございます。それが済みますと行政が撤去することになると聞いております。

何とか元気にはしていらっしゃる状況でございますので、とりあえず現状の御報告と御支援の御礼を申し上げさせていただきました。

2024年5月1日

工芸店ようび 店主 真木

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