白さへのあこがれ・・・粉引

粉引5寸馬たらい鉢・荒賀文成

粉引の器について

李朝の頃、韓国で出来た焼物は、大まかに御説明いたしますと官窯のものには主成分がカオリン質の磁器―白磁があります。
この白さにあこがれ、土の素地の上にカオリン質の白土を薄くぬって素焼し、その上に釉をかけて焼いたものを粉引または白化粧または粉青沙器と呼びます。
李朝初期、17世紀初頭に高麗青磁からはじまり、18世紀初頭から官窯、白磁、すぐ後に粉引と呼ばれる民窯のもの、それぞれに発展を遂げ、半島の左全羅道南部の宝城附近の粉引は一番の評価を受け、今も大変人気の高いものです。

続く・・・

工芸店ようび 店主 真木

5月最後は、白化粧のうつわ、粉引をご案内していきたいと思います。

柔らかで優しい印象の粉引。
いざ使い始めると、シミが付いたり、縁が欠けたり・・・。

にもかかわらず、
古くは茶人に、現在もうつわ好きに愛される粉引。
きっと、何か一点は皆様の食器棚にあるのではないでしょうか。

作家さんによっても、さまざまな表情を魅せる粉引です。
今回は、工芸店ようびでは新しい作家、荒賀文成さんのうつわをご案内しながら、
粉引について、紐解いてみたいと思います。

粉引

現在、「投稿お知らせメール」を配信できない状態です。
ご迷惑おかけしています。

ようびの器 ものみな美しき日々のために



大阪の器屋「工芸店ようび」 半世紀の記録!

店主 眞木啓子の初めての著書です。
ぜひご一読下さいませ。

全国の書店、オンライン書店(Amazon,楽天ブックス他)、店頭、電話注文にてご購入いただけます。
電話でのご注文の場合、送料は385円となります。
TEL:06-6314-0204

amazon →
rakutenブックス →

TEL:06-6314-0204
この度の能登大地震で被災をいたしました奥田志郎氏に対して、お客様よりようびを通じての温かい御支援御鞭撻を頂戴致し、ありがたく厚く御礼申し上げます。

只今の状況は、輪島市内に関して行政からの進展は遅く、避難所と車の中という暮らしを強いられる状況です(五月十一日にやっと仮設住宅に入れることになったそうです)。

道具その他、壊れた家から出すのは危険を伴いますので、専門家に依頼して、今懸命にお見せ出来るものを含めて探索中でございます。それが済みますと行政が撤去することになると聞いております。

何とか元気にはしていらっしゃる状況でございますので、とりあえず現状の御報告と御支援の御礼を申し上げさせていただきました。

2024年5月1日

工芸店ようび 店主 真木

[mailpoet_form id="2"]