織部焼・総織部:織部長方皿・大・有松進
より自然体に
今日は「さかなの日」。
温暖化の影響でしょうか、サンマが不漁で、小さくて、高くて、もう庶民の味方ではなくなってしまいました。
一昨日ご案内した「かますご」も。
稚魚の「いかなご」といえば阪神間の春の風物詩「釘煮」です。
不漁が続いていて、大阪湾では今年の漁が見送られることに。
皮肉にも播磨灘の水質改善による影響だとか。
日本の魚食文化は海外でも認められていますが、美味しい魚が気軽にいただけるからこそ。
もうそんな時代は戻ってこないのでしょうか。
ぼんやり考えてしまうのですが、うれしいことに、一方で真鰯の豊漁が報じられています。
鰯は他の魚にとってもごちそう。
鰯が増えると、魚が復活してくれそうです。
かすかな希望ですが(o^^o)
さて、「さかなの日」ということで「焼き魚の居場所」総織部の長皿です。
焼き魚のような地味な料理の色合いを整えてくれたり、たとえば、だし巻き卵の黄色をもり立ててくれます。
定番中の定番のお皿ですが、今回より、より自然体に、線刻をワイルドにしていただきました。