向鶴向付・有光武元

向鶴向付・有光武元

「土物というより磁器のような軽やかさが・・・」

双鶴とか向鶴とか呼ばれ、お祝いのものとしてさまざまな文様に使われているものですが、この向付も江戸後期の京焼の向鶴の写しです。有光武元さんが瀬戸の土(半磁器にも見えるような)で作って下さいました。

やわらかな感じの形に青磁のような釉がかかっているので、土物というより磁器のような軽やかさがあり、お正月用の小鉢としてお使いいただけるかと思います。

工芸店ようび 店主 真木

鶴は千年、亀は万年。
鶴は、中国では千年生きると言われています。

縁起の良い鶴に菱紋の「向い鶴菱」。

有光武元さんの「向鶴」はうつわの形が菱の形です。
公家の服装や調度品などの装飾に用いられた有職文様の一つが「菱紋」。
格調高く、お正月にふさわしい向付です(^^)/

お正月の道具

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全壊しておりました輪島・奥田志郎さんの家と工房の中から、専門家にお願いして何とか一部引っ張り出すことが出来ました。

めずらしいものも出てきましたりで宝さがしの様です、と奥田さん。しばらくは拭漆のものは出来る体制でございますが、この様な真塗のものは出来ませんので、改めて「よい塗物だなあ」と感心しています。

まだまだ商品を作っていただくことの出来ない状況でございますので、これらを出させていただくことで少しは前に進めると思っております。

よろしくお願い申し上げます。

2024年6月23日

工芸店ようび 店主 真木