向鶴向付・有光武元
「土物というより磁器のような軽やかさが・・・」
双鶴とか向鶴とか呼ばれ、お祝いのものとしてさまざまな文様に使われているものですが、この向付も江戸後期の京焼の向鶴の写しです。有光武元さんが瀬戸の土(半磁器にも見えるような)で作って下さいました。
やわらかな感じの形に青磁のような釉がかかっているので、土物というより磁器のような軽やかさがあり、お正月用の小鉢としてお使いいただけるかと思います。
工芸店ようび 店主 真木
鶴は千年、亀は万年。
鶴は、中国では千年生きると言われています。
縁起の良い鶴に菱紋の「向い鶴菱」。
有光武元さんの「向鶴」はうつわの形が菱の形です。
公家の服装や調度品などの装飾に用いられた有職文様の一つが「菱紋」。
格調高く、お正月にふさわしい向付です(^^)/