「・・・この花の一つ一つに好んで画くに足る何かを発見したのでしょう。さまざまに転回させています。」

乾山写葵文飯碗・伏原博之

立葵の皿、向附、飯碗、蓋物、鉢などたくさん揃いました。

立葵は乾山が好んで用いた図柄です。琳派と呼ばれる人たち、等伯や宗達も、野生ではないでしょうがこの路傍の花を美しく画いています。

中でも乾山は花だけをズームアップしているものが多く、牡丹のようにも見えるものもありますが私は以前から立葵の花だと思っています。

この花の一つ一つに好んで画くに足る何かを発見したのでしょう。さまざまに転回させています。この文様が何故か好きでいつか復原したいと考えていました。

乾山は古清水や清閑寺、粟田、等の京焼と言われるものとは一線を画した作家ですが、京のエッセンスはしっかり持っている人でしたので、当時から独自の芸術性を賞でた人々も多かったはずです。

何とかこの魅力に近づいて来たように思います。「立葵は今咲いていますよ」と絵を画いて下さる方に声をかけて、今年も一つ一つの花をしっかり見て、乾山がこの花の何に魅力を感じたかを会得して教えてほしいと思っています。

工芸店ようび 店主 真木

今日からゴールデンウィークのお休みでしょうか。
工芸店ようびは、明日から6日(月)まで休業させていただきます!

ゴールデンウィーク直前に、いろいろ届いています。
おうちでのんびりの方も、そうでない方も、
のんびりティータイムに、お気に入りのうつわを見つけて下さいませ!

こちらは、大胆な意匠が美しい乾山写しの飯碗です。
久しぶりの入荷となります!^^

一汁一菜

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ようびの器 ものみな美しき日々のために



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この度の能登大地震で被災をいたしました奥田志郎氏に対して、お客様よりようびを通じての温かい御支援御鞭撻を頂戴致し、ありがたく厚く御礼申し上げます。

只今の状況は、輪島市内に関して行政からの進展は遅く、避難所と車の中という暮らしを強いられる状況です(五月十一日にやっと仮設住宅に入れることになったそうです)。

道具その他、壊れた家から出すのは危険を伴いますので、専門家に依頼して、今懸命にお見せ出来るものを含めて探索中でございます。それが済みますと行政が撤去することになると聞いております。

何とか元気にはしていらっしゃる状況でございますので、とりあえず現状の御報告と御支援の御礼を申し上げさせていただきました。

2024年5月1日

工芸店ようび 店主 真木

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