漆器・輪島塗:透漆八角小皿・奥田志郎
「使っているうちにくろい色が透けて少し漆本来の色になります。」
野田行作 作の八角小皿がなくなって久しくなっておりましたもの、ご希望が多くて、やっと造ることが出来ました。
前のものの完全な写しではありませんが、コップ台、盃の台、湯呑の台、と面積をとらず便利で多用途に供していただけるものと思います。
この度は輪島の奥田志郎さんが作りました。拭漆のものと洗朱のものを作っておりましたが、改良いたしまして拭漆は透漆に、今準備中のものは朱漆にする予定でございます。
透漆は、朱合と称する生漆から水分を抜いた、顔料の入っていない漆です。使っているうちにくろい色が透けて少し漆本来の色になります。
工芸店ようび 店主 真木
お待たせいたしました!
八角皿がやって来ました。
進化をして・・・。
造り手が奥田志郎さんに替わり、塗りも透漆に。
今は端に透けた様子が伺えますが、毎日使っていただいて育てていただければ、少し透明感が増したより美しい漆器となってくれます。
一度八角皿を使いだすと、八角皿が無い湯呑は、なんとなく居場所を失ったようにも思えるから不思議です。