重箱・宝尽くし黒内朱三段重・奥田志郎 & 山本哲
「祝い肴三種」にいかがでしょうか。
新型六五重
お重箱というものはお正月のものと思っていらっしゃる方が多いと思いますが、様々な使い方があるのもです。この様な角丸のお重など特に、ハレの日以外にも、お弁当箱にしたり、お客様の時は点心を盛ったりお寿司を入れたり、菓子器としたりして、日常にも使って楽しんでいただくことが出来ます。大きさも七五重よりも手軽で持ち運びもしやすいので、いろいろと使い方を工夫していただくと面白いと思います。
現在、重箱は正方形に作られていますが、古いものには正方形のものは少なくどうしてだろうと思っていました。目線の位置からすると机の上で見るより確かに角度が違い、正方形に見えるようにとたて・よこの長さを変えた可能性もあります。文様の付いているものは文様を合わせるためと云う理由もあるのでしょうとは思います。けれどやはり、長さが少し違う方が「美しい」。他にこれと云う理由は見出せません。
こちらの六五重は、たて・よこを少し変えることと木地を薄くしていることで形がすっきりと美しくなり、それでいて容量は旧型のものより多くなっています。また、少しずつ面を取り、欠けにくく作ってあります。
いつの時代にも変わることなく受継がれてきた普遍的な重と言えます。
工芸店ようび 店主 真木
我が家のお節料理は「お取り寄せ」なので、重箱に詰め直すのは・・・。
そんなご家庭が増えていることと思います。
それでも、「祝い肴三種」だけは我が家のいつものものを・・・というご家庭が多いのでは。
今年は「黒」を作っていただいた工芸店ようびのスタンダードお重箱「六五重」。
「祝い肴三種」にいかがでしょうか。
無地も奥田志郎さんがこだわる【月の暈】を堪能できるのですが、山本哲さんの箔絵も新年の晴れやかな気持ちに高めてくれます。
《受注制作》になっています。
箔絵には一ヶ月ほどお時間をいただきます。