粉引鉢・辻村塊

粉引鉢・辻村塊

「稚鮎のシーズンでございます。」

稚鮎のシーズンでございます。春の香りがして少し苦くて美味しいものでございますね。

少し大きめのお皿にゆったりと盛って楽しみます。辻村塊さんのこの皿は、内側のカーブがよろしく盛り心地抜群です。名残の桜のお皿に、お野菜と盛り合わせると美しいですね。

この桜のお皿はレストラン「カハラ」がお持ちだった古伊万里をもう数十年も前に写させていただき、今も作らせていただいています。とても丁寧に手間をかけて画かれた桜で、写しをつくるのも大変でしたと作者の正木さんがおっしゃっていました。

芹のごまよごしの入っている鉢は、高台まわりが細くなっていますので、少し入れてもさまになりますし、たくさん入れても又これもよろし、というものです。古川さんの、もうすでに初夏を思わせる色と大胆な文様が映えます。この様な色と文様はややもすると浅はかに見えてしまうものですが、すがすがしくこんなに美しいのは、古川さんの持っておられる品位と技術の確かさなのです。

工芸店ようび 店主 真木

稚鮎が主役のコーディネイト!^^

いかなごや白魚やシンコ・・・。
小さな魚たちが食卓を賑わしてくれるのも春の愉しみです。

稚鮎も^^
天ぷらに唐揚げに、頭から尾までいただけます。
ほろ苦いワタがたまりません(o^^o)

稚鮎の季節

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ようびの器 ものみな美しき日々のために



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全壊しておりました輪島・奥田志郎さんの家と工房の中から、専門家にお願いして何とか一部引っ張り出すことが出来ました。

めずらしいものも出てきましたりで宝さがしの様です、と奥田さん。しばらくは拭漆のものは出来る体制でございますが、この様な真塗のものは出来ませんので、改めて「よい塗物だなあ」と感心しています。

まだまだ商品を作っていただくことの出来ない状況でございますので、これらを出させていただくことで少しは前に進めると思っております。

よろしくお願い申し上げます。

2024年6月23日

工芸店ようび 店主 真木