漆器・輪島塗:箔押草彫文様椀・奥田志郎

漆器・輪島塗:箔押草彫文様椀・奥田志郎

「兄は箔を押して引掻紋を画くのが好きで・・・」

兄 野田行作が作りました椀にこの丸紋もあり、山本哲さんにお願いして箔の引掻紋(露草?)を復原していただきました。

兄は箔を押して引掻紋を画くのが好きで、自由な線でいろいろのものを作って自らもたのしみ、お客様もたのしんで頂いていたようですが、今ならどの様に申しますか、もっともっと違った面白いものが出来ていたのではと思うことしきりです。

工芸店ようび 店主 真木

いつもは2月3日の節分、今年は、一日早い2日なのですね。124年ぶりだそうです。
うっかりしていました^^

節分の特集で大豆ごはんをよそったのは「吉」の字が書かれた「吉の字椀」でした。
節分に「吉」の字。
立春を前に潔くふさわしい文様ですが、実は、同じお椀に箔絵で花模様を描いていただいています。

愛らしい!(^O^)

こちらは、今日のように寒い日にうれしい粕汁です。
少なめの一人前。
塩鮭のうまみが良い仕事をしています(o^^o)

飯椀にも汁椀にも小鉢にも、いろいろにお役にたってくれるお椀です(^^)/

吉の字椀 節分の頃

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全壊しておりました輪島・奥田志郎さんの家と工房の中から、専門家にお願いして何とか一部引っ張り出すことが出来ました。

めずらしいものも出てきましたりで宝さがしの様です、と奥田さん。しばらくは拭漆のものは出来る体制でございますが、この様な真塗のものは出来ませんので、改めて「よい塗物だなあ」と感心しています。

まだまだ商品を作っていただくことの出来ない状況でございますので、これらを出させていただくことで少しは前に進めると思っております。

よろしくお願い申し上げます。

2024年6月23日

工芸店ようび 店主 真木