絢爛たるしだれ桜

絢爛たるしだれ桜の桃山時代の食籠の蓋に画かれていた平蒔絵のものを箔絵に置き換えて、山本哲さんに画いていただきました。

本歌の蒔絵はもう少ししっとりいたしますが、この箔も何枚もを風雅に箔っていただきしっとりとした中に箔の輝きを見せています。

春爛漫、お干菓子、生菓子など、五人用位のお皿です。

工芸店ようび 店主 真木

桜の開花情報が気になる週末ですが、その桜の種類はご存知ソメイヨシノ。

そして、こちらはしだれ桜です。
品種によって違うので、3月下旬から4月中旬まで、いろいろに愉しめます。

関西では、奈良は室生寺の西の大門に位置する大野寺のしだれ桜が有名です。
地面に着きそうな枝ぶりのコイトシダレザクラは、樹齢300年ほどだそう。

こちら、描かれたしだれ桜は桃山時代のもの。
400年ほどまえでしょうか。

艶やかな絵柄から意外にも思えますが、
元のうつわは、ケーキ皿としてお勧めしている「黒目はじき足付宗寛盆」です^^

花の器

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ようびの器 ものみな美しき日々のために



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全壊しておりました輪島・奥田志郎さんの家と工房の中から、専門家にお願いして何とか一部引っ張り出すことが出来ました。

めずらしいものも出てきましたりで宝さがしの様です、と奥田さん。しばらくは拭漆のものは出来る体制でございますが、この様な真塗のものは出来ませんので、改めて「よい塗物だなあ」と感心しています。

まだまだ商品を作っていただくことの出来ない状況でございますので、これらを出させていただくことで少しは前に進めると思っております。

よろしくお願い申し上げます。

2024年6月23日

工芸店ようび 店主 真木