梅雨の頃・・・。

京焼・道八写色絵紫陽花文向付・伏原博之

色絵あじさいの鉢と向付を、毎年のように正木春蔵さんに作っていただいていましたが、60才になられた時、色盛のお仕事は「しんどい」とおっしゃって、この手の色絵のものはお作りにならなくなりました。そこでこの度、伏原博之さんにお願いすることにしました。

正木さんの力強い骨太のものから、京焼の薄くてやさしいものに変わりましたが、同じ写しをお願いしても全然違ったものが出来ること、今更ながら感じます。

一年間いろいろ見本を出していただきながら、少し遅くなりましたがやっと夏に間に合って紫陽花が店に並んでいます。

工芸店ようび 店主 真木

春を打ち消し盛夏に立ちはだかる梅雨。

憂鬱ですが、大地、川、海を潤す梅雨。
目一杯雨を愉しむしかありません。

紫陽花のように・・・^^

伏原博之さんから、紫陽花の小鉢(向付)が再入荷です!
盛ったのは、小茄子といんげんのごま和えです。

京焼

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全壊しておりました輪島・奥田志郎さんの家と工房の中から、専門家にお願いして何とか一部引っ張り出すことが出来ました。

めずらしいものも出てきましたりで宝さがしの様です、と奥田さん。しばらくは拭漆のものは出来る体制でございますが、この様な真塗のものは出来ませんので、改めて「よい塗物だなあ」と感心しています。

まだまだ商品を作っていただくことの出来ない状況でございますので、これらを出させていただくことで少しは前に進めると思っております。

よろしくお願い申し上げます。

2024年6月23日

工芸店ようび 店主 真木