漆器・輪島塗:黒三つ椀・小・奥田志郎
「いろいろの使い方をお試しいただきながらたのしんでいただければと思います。」
お正月明けは七草、あずき粥と続きますが、どれもそれなりの風情のある習慣(文化)でございますね。私もできるだけこの様な行事には従うことにしています。
あずき粥はなるべくお豆をつぶさない様にやわらかく煮ておいて、お粥は(沸騰してから35分が煮花といいます)一緒に少し煮てお塩を少々入れます。食べながらむら塩にして召し上がるのも美味しいものです。うす味の煮物、単純な大根漬けとを合わせています。
この三つ椀はずい分前に三つ椀の名品の中から復原したもので、昨年塗りましたものです。いろいろの使い方をお試しいただきながらたのしんでいただければと思います。
箸置は干支の龍の落とし子、染付の重ねは下が少し厚くなっており、塩昆布を入れていただいたりいかがでしょう。この度は上にお塩を入れております。
折敷は野田行作写し丸盆を使っております。
工芸店ようび 店主 真木
昨日15日は「小正月」でした。
まもなく「大寒」。
寒さが最も厳しくなるこの時季、お粥は身体を芯から温めてくれます。
小豆も、ビタミンB1やカリウム、食物繊維が多く含まれていて、毎日食べることが推奨されています。
よいこと尽くめの「小豆粥」、優しい味が心もあたためてくれます。
お試しくださいませ。