漆器:紅葉箔絵黒蓋付平椀・尚古堂・山本哲
「金の箔絵はさまざまな色を連想させるものです」
輪島の銘工房・尚古堂さんに、美しい形の平椀を新しく作っていただきました。尚古堂さんは輪島塗の技術をきっちりと守られた上、独自の形を次々と送り出され、日本産の良い漆を使った数少ない作者です。品質の良さは定評のあるもので、ようびではこの三十年位の間にたくさんのものを作っていただいています。
箔絵のもみじは随分以前、兄 野田行作の意匠を山本哲さんにお願いしてお椀にアレンジして下さったものを、今一度お願いしました。やはり季節感のあるものは新鮮です。
金の箔絵はさまざまな色を連想させるものです。同時に用いる皿や小物によって青もみじにも秋のもみじにも用いていただけるかと思います。
みどり交趾のお皿、春子まゆの箸置、錫の片口酒器、春から初夏にかけた膳に見えればうれしいです。
工芸店ようび 店主 真木
初夏の特集です。
お椀の紅葉を爽やかな青もみじに魅せてくれる名脇役のお皿は、鮮やかな色彩が特徴の「交趾」。
しいて轆轤を使わないことで、土器皿らしい素朴な風景となっています。
色が地味な鯵と新玉ねぎの南蛮漬けを盛ってみました(o^^o)