京焼・乾山写雪笹向付・伏原博之

京焼・乾山写雪笹向付・伏原博之

「大変よくできた写しでございます。」

銹絵雪笹文様は、乾山はよほどお気に入りの図柄だったらしくさまざまなものに展開しています。向付や角皿や手鉢、蓋物等々と私共の目に触れなかったものもあったかもしれません。

洛北の冷たい空気の中に冬も色を失わないで立っている竹(笹)。その上にかかる真っ白の雪の美しさを目にやきつけながら筆をとり、力づよく鉄絵を画いたのだと思います。白泥はカオリン質の白化粧土をかなり勢いよくかけています。本体は意外に薄く、洗練された形と技法が感じられます。

この本質をしっかりと捉えて作っていただくためには時間が必要でした。京焼では括れない乾山のすごさを実感しながら仕事をして下さったと思います。大変よくできた写しでございます。

工芸店ようび 店主 真木

今日は「人参の日」。
「人参」といっても「高麗人参」です。

「高麗人参」といっても人参ではありません。
「高麗人参」はウコギ科の植物。
コシアブラ、タラノキ、ハリギリ、ウドなどと同じウコギ科です。
「高麗人参」同様、ウコギ科の植物は体に良く、民間薬として今でも使われているそうです。

嬉しいのは、春の風物詩、新芽や若葉の天ぷら!
香りがあって、独特の苦みがたまりませんね(o^^o)

春が待ち遠しいです!^^

さて、こちらは、乾山の「銹絵雪笹向付」が本歌の向付です。

しんしんと笹に舞い降りる雪を白化粧で表し、冬をみごとに表現した乾山。

内側にも描かれた雪笹が、盛り付けをもり立ててくれます。
盛ったのは、セコ蟹とほうれん草の冬の酢の物。

春の前に、冬を満喫です!(o^^o)

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工芸店ようび 店主 真木

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