染付一官人取皿・阪東晃司

「「財布を落とした人や」と冗談をおっしゃった絵です。」

伊万里には、多種多様の文様が画かれており、驚くべきものです。

このお皿は一官人と名付けてはおりますが、実は京都の文化人加藤静允先生に頂戴したお皿に画かれていた人の絵の写しなのです。「財布を落とした人や」と冗談をおっしゃった絵です。先生は伊万里の写しをよく作られますが教養に裏打ちされたすばらしい感性と温かなお人柄に皆様虜になられるようです。少ししょげていてちょっと話しかけてあげたいような、こちらに心の温かさを求めてくるようなそんな気がします。

この位のお皿は食事のたびに食卓に登場する寸法です。飽きず、使いやすく心温まる絵がある、渕に少し厚みがあり欠けにくく出来ているのも安心感があるように思います。

工芸店ようび 店主 真木

「緊急事態宣言」が発令され一夜明けました。
いつもの2割にまで人と会うのを下げると一気に感染者が減るそう・・・。

「#うちで過ごそう」

工芸店ようびは、こんな時こそ、こんな時だからこそ、毎日を丁寧に暮らすお手伝いができると信じています。

こちらは、久しぶりにやってきてくれた一官人の取皿です。
役人なのに、どこか物憂げで、ひょうきん者のようで・・・^^

この小皿から、毎日の食事を整え直すのも一考かと思い、ご案内させていただきました^^

阪東晃司

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ようびの器 ものみな美しき日々のために



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全壊しておりました輪島・奥田志郎さんの家と工房の中から、専門家にお願いして何とか一部引っ張り出すことが出来ました。

めずらしいものも出てきましたりで宝さがしの様です、と奥田さん。しばらくは拭漆のものは出来る体制でございますが、この様な真塗のものは出来ませんので、改めて「よい塗物だなあ」と感心しています。

まだまだ商品を作っていただくことの出来ない状況でございますので、これらを出させていただくことで少しは前に進めると思っております。

よろしくお願い申し上げます。

2024年6月23日

工芸店ようび 店主 真木