京焼:銹絵花形向付・伏原博之

鉄絵だからでしょうか、はかなげで優しい風景です。

糸桜を鉄絵だけで画いた瀟洒な京焼を「辻留さん」でお使いになられているのを見て、伏原さんに一生懸命に映していただいてみました。かなりよいものになったと思っています。

京焼は出来た当初から普段使いのものというより華やかでぜいたくなものというイメージなのですが、この洗練度はやはり京のもの、その華やかさのもっと先にあるものなのでしょう。うれしい春の向付です。

鯛などのやさしい色の薄造りや春のあえものなど盛られてたのしんでいただきたいと思います。

工芸店ようび 店主 真木

伏原博之さんからしだれ桜の向付です。
今年も作っていただきました^^

桜の花の形のうつわに描かれているのも桜。
鉄絵だからでしょうか、はかなげで優しい風景です。

「辻留 月々の趣向料理(辻 嘉一)」の本歌には、鯛の薄作りが。
桜鯛の季節です(o^^o)

辻留 月々の趣向料理

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全壊しておりました輪島・奥田志郎さんの家と工房の中から、専門家にお願いして何とか一部引っ張り出すことが出来ました。

めずらしいものも出てきましたりで宝さがしの様です、と奥田さん。しばらくは拭漆のものは出来る体制でございますが、この様な真塗のものは出来ませんので、改めて「よい塗物だなあ」と感心しています。

まだまだ商品を作っていただくことの出来ない状況でございますので、これらを出させていただくことで少しは前に進めると思っております。

よろしくお願い申し上げます。

2024年6月23日

工芸店ようび 店主 真木