「菓子皿として和洋両方に使っていただける重宝なものです。」

漆器:雷紋皿・奥田志郎

5.5寸という寸法は、銘々皿としてはゆったりとした大きさで、菓子皿として和洋両方に使っていただける重宝なものです。また、ちょっとした先付を三種盛りにしたり、主菓子と干菓子を盛り合わせて華やかさを出したりしてみるのも楽しいでしょう。大ぶりで大胆な縞文様の湯呑を合わせてすっきりと。

雷紋は、奥田達朗さんが持っていた古い塗物です。きっぱりと美しく、稲光なので雷紋としました。干菓子は川舟と青もみじ(店主の姉が作っていますもの)、主菓子は菊寿堂さんの夏の銘菓・葛ふくさです。

黒の銘々皿にはこれも大阪名代の高岡福信さんの「かすていら」古いお店らしい少し古風な味です。

工芸店ようび 店主 真木

奥田志郎さんから、雷の銘々皿です、

「雷」といえば夏の季語。
入道雲から雷鳴が轟き、いきなりの大雨に・・・。

一方で、秋の雷の季語に「稲妻」があります。
稲妻が多いとお米が豊作になるといわれてきたそうです。
今年はどうでしょうか^^

雷紋皿

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全壊しておりました輪島・奥田志郎さんの家と工房の中から、専門家にお願いして何とか一部引っ張り出すことが出来ました。

めずらしいものも出てきましたりで宝さがしの様です、と奥田さん。しばらくは拭漆のものは出来る体制でございますが、この様な真塗のものは出来ませんので、改めて「よい塗物だなあ」と感心しています。

まだまだ商品を作っていただくことの出来ない状況でございますので、これらを出させていただくことで少しは前に進めると思っております。

よろしくお願い申し上げます。

2024年6月23日

工芸店ようび 店主 真木