よく吸水させていただく位しかない・・・
粉引の器について
・・・続き
もちろん作家たちはこのトラブルを起こさないように、温度や土や焼き方などさまざま工夫をこらされているのですけれど、なかなか本質的な解決は見つかりません。
使い手側の器の取り扱いとしては、購入時にお粥で炊くとかは行われてきましたが、これがよけいにカビの原因になって染みついたりしてしまいます。
お使いになる前にきれいなお水に5分前後よく吸水させていただく位しかないのですが、これはお料理の汁や茶渋が染み込むことをある程度防ぐことができます。
そしてお使いになった後は釉の下までよく乾いてから食器棚に戻してくださいますようにお願いいたします。
工芸店ようび 店主 真木
昨日の店主所有の粉引の大徳利、いかがでしたでしょうか。
いろいろな物語が詰まっていそうです^^
釉薬の美しさも際立っていましたね。
さて、
引き続き粉引、荒賀文成さんです。
こちらは、5寸の小皿。
見込みが小さく、鍔がすーっと大きく広がっています。
浅鉢のように、ちょこんと中央に盛りつけやすいお皿です。
盛ったのは、タコとセロリのマリネ。
でも、オリーブ油を使うマリネは、粉引のシミの元になりますので御注意を!(≧∇≦)
あと、中皿の寸法も作っていただいています(^^)/