さすが、と思った次第です。
何時どこで見たのか忘れてしまったのですが、この本歌を見た時、何て魅力的な図柄だろうと思いました。先日ある雑誌でこのお皿が載っていて、すぐに正木さんにお願いしてみました。何ともユーモラスな枝の形、しみの様にある文様が梅の木であることを示しています。泊まっているのは大きな鳥、嘴の形からすると猛禽類ではない様ですが、何かを狙っている様な鋭い目をしています。
桐の木の花が咲く頃、葉と花の様子が「桐の紋」はここから出来たと思わせる瞬間があります。その紋を配して梅の花はもう咲き終わったことを示し、夏にかかる頃の生物、皆、元気な様子なのかと思いつつ、正木さんの感覚と技倆のたしかさを実感しました。生地は少しよごし手になっていますのもさすが、と思った次第です。
店主 真木啓子
大阪の4月のスタートは雨となりました。
それより、お昼前の地震にはびっくりです。
「まさか南海トラフ??」と身構えてしまいましたが、大きな地震ではなく、一安心でした^^
こちらは、
店主が気になっていた古い九谷のお皿を、正木春蔵さんに写していただいたものです。
古い感じまで表現されているような・・・。
うつわ好きには骨董好きも多いはず。
そんな方におすすめです(^^)/