九谷焼:赤絵梅文皿・5寸・須田菁華
「やはり菁華さんのもの、存在感があり、技量のたしかさを感じるものです。」
この頃はご家庭でおせちをお作りになることも減って参りましたが、そもそもお節とはここに立ち帰って素朴な御家庭料理であればと心よりそう思うところでございます。
しっくりと煮た牛蒡やお芋やれんこん・にんじん等お煮〆類、そして四種の肴(黒豆・たたき牛蒡・ごまめ・数の子)これだけあれば食い積み、お節会でございます。以前、辻留御主人の故辻嘉一先生もこれだけはおうちで作って下さいねとおっしゃっていたのを思い出します。豪華な材料で召し上がる料理屋のものは主に酒の肴は美しいものですが、何か「違うな」と感じるのは古いのでしょうか?
四段重は先にご紹介しております黒内朱段違いの、皆朱に塗ったものです。合わせた取り皿は須田菁華さんの梅の5寸赤絵、やはり菁華さんのもの、存在感があり、技量のたしかさを感じるものです。折敷は「これ以上の敷物はない」といつも申しております朱尺正方角切折敷。銚子は錫のようびオリジナルの酒器。ゆり工房さんがいつも心をこめて作って下さっているものです。屠蘇飾りはようびがお願いしている大阪・澁谷製、盃は守田漆器さんの極薄手の盃で、口当たりの心地よい盃でございます。
工芸店ようび 店主 真木
とりざらに選んだのは、須田菁華さんの梅の小皿です。
赤のみで描かれた梅、梅、梅・・・。
赤が優しい印象です。
以前作っていただいていた赤絵の小皿を、一回り大きくして作っていただいています。
愛らしい梅の配置はさまざま。
数に限りがございます。
お見逃しございませんように^^







