九谷焼:染付魚形向付・正木春蔵
「古染付の写しとしてよく作られてきたものです。」
この一尺三寸の折敷は縁を朱や緑、茶などに塗ったものを作っており、手がかりがよくて使いやすく御愛顧いただいておりましたが、奥田志郎さんが被災してしまい拭漆の仕事しか出来ない状況になってしまいましたので、あっさり拭漆の盆としてお見せしております。単純ですっきりとよいものと思います。
魚形向付は、魚の特定は出来ませんが、古染付の写しとしてよく作られてきたもので、五月から夏にかけてお使いいただくと仲々にたのしいものです。正木さんの近作です。
塩焼き貝柱のちぎり、胡瓜、ブロッコリースプラウトを酢味噌で召し上がるという気軽でさっと出来るものを乗せてみました。
お暑い日はこんなのがいいですね。
工芸店ようび 店主 真木
正木春蔵さんから「型物」です。
牡丹、琵琶、蝶々・・・。
いろいろ作っていただいていますが、こちらは魚。
お腹がいくぶんぷっくりしていて盛り込みしやすいフォルムです。
食いしん坊のお魚さんでしょうか。