漆器・輪島塗:朱端反椀・奥田志郎
「塗り上りから十年以上経過しているものです。」
震災後、被災した建物から取り出したものの中から貴重品の椀11ヶの内2ヶ蓋があり、金箔を入れて2ヶ1組でお見せいたしました。
こちらの9ヶは蓋がないものですが、汁椀としてお使いいただけるものではとお出しいたします。いずれも塗り上りから十年以上経過しているものです。
工芸店ようび 店主 真木
今日は「防災とボランティアの日」。
1995年1月17日に発生した阪神・淡路大震災にちなんで制定された記念日です。
1995年は日本の「ボランティア元年」。
「インターネット元年」とも。
多くのボランティアが電話回線で繋いだインターネットを通じて支援情報の交換をしました。
電話料金が3分で10円の時代です。
さて、2024年同じ1月、能登半島で地震が発生。
奥田志郎さんの工房からかろうじて幾ばくかの漆器が救い出されました。
その中の一つがこちらのお椀です。
残念ながらあわせる蓋がありませんが、それでも、お椀として凛と佇んでくれています。
お正月のお餅があまったのでお善哉に・・・。