漆器・輪島塗:にちにち箸・奥田志郎
「お待たせしていましたお客様、使用の限界が来ているお客様に」
輪島の奥田志郎さんは工房・自宅共全壊し、5月末やっと仮設住宅に入ることが出来ました。皆様には大変にご心配いただきましたこと心より御礼申し上げます。
すべての製品を売らせていただいているようびにとりましては、この5ヶ月大変な痛手となっておりましたが、奥田工房の従業員のお一人が私宅を提供して下さり、にちにち箸を500膳やっとの想いで仕上げることが出来ました。ありがたいことでした。
これまでは仕事の合間合間にしておりました仕事でしたので、少し控えた価格にさせていただいておりましたが、いまは拭漆のお仕事のみとなっており、また被災後すべてが高騰しております関係で、申し訳なくは存じますが一膳を1500円にさせていただきたく存じます。
お待たせしていましたお客様、使用の限界が来ているお客様に御安心いただけると嬉しい思いでございます。
工芸店ようび 店主 真木
拭き漆の漆器から再スタート。
にちにち箸もです。
利休箸に漆を刷り込んではふき取る作業を5回、今もです。
国産の中でも純度の高い最高級の漆も今も変わっていません。
口にするお箸は、体に良いものを・・・。
この思いも、今も震災前も変わりません。