原叟椀・尚古堂
「何と斬新な形であることかと・・・」
表千家六代覚々斎 原叟宗左宗匠の名前を冠した四つ椀です。
きっと京の塗師・中村宗哲さんが担当したのではと思えます。それを輪島の尚古堂さんに写していただきました。三十年ほど前に時代椀の写しに夢中になっている頃のことでした。
いま被災されている尚古堂さんのもの。ずい分眠っていたものですが、お出ししてみました。ずい分時が経っておりますが、盛り付けてみますと何と斬新な形であることかと目を見張りました。古代朱(鉄系の朱)の色が落ち着いて、入れたものを引き立たせてくれています。
いかがなものでしょうか。
工芸店ようび 店主 真木
尚古堂さんに作っていただいた四つ椀で初夏のコーディネイトです。
一番大きなお椀は、蓋の下まででたっぷり330ccほど。
具沢山の炊き込みご飯が似合います。
今回は、名残の筍ご飯にしてみました。
二番目に大きなお椀には、蛤の潮汁。
蓋にもなる一番小さなお椀には、鶏のささ身と三つ葉の胡麻和えを。
汁ものを具だくさんにしたい時は一番と二番をを逆にしてみたり。
ユニークな形の四つ椀ですが、大小二人の蓋物にも。
いろいろにお使いくださいませ。