丹ぱん呉須釣舟文6寸皿・正木春蔵

丹ぱん呉須釣舟文6寸皿・正木春蔵

「中国らしい模様ながら日本人好みの可愛らしいお皿です。」

正木春蔵さんがまた楽しいお皿を作って来て下さいました。

呉須絵の見込み(内側)は蓬莱山とお月さまと雲、お魚三匹、仙人が亀の様なものに乗って釣りをしています。本歌は漢詩がありましたが、それは省きましたとのこと。縁の上絵はタンパン呉須で、扇と七宝と貝と雲龍、中国らしい模様ながら日本人好みの可愛らしいお皿です。

タンパン呉須と申しますのは、昔は緑青を基本に色調によりコバルトを混ぜたものでしたが、今は酸化銅とコバルトを使用しているそうです。

お使い道もたくさんありそうないい形のものです。

工芸店ようび 店主 真木

正木春蔵さんから新作のお皿です。

写真ではわかりにくいのですが、縁のほうが、少し盛り上がったような絵付けになっています。
見込みと縁は描く手法をあえて変えていらっしゃるそうです。
詳しくは店主がしたためました。

今年は夏が長すぎました。
このお皿のような穏やかな夕暮れをどれだけ待ち望んでいたことでしょう。

そして、台風。
台風一過とはならず、台風が残したものは蒸し暑い空気。

正木春蔵さんのお皿で、秋を我が家へ・・・。

正木春蔵さん

ようびの器 ものみな美しき日々のために



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