染付半菊向付・竹寅・杉本太郎

染付半菊向付・竹寅・杉本太郎

「どこか可愛らしい虎さんです。」

いつもは陶器を作っている作家さん(杉本太郎)ですが、このところ磁器に目を向けていらっしゃいます。

虎に笹の絵を見ると、「猫の絵も笹を画くと虎に見えるでしょ?」と昔、松屋常盤という御所御用の菓子屋の御主人がおっしゃったのを思い出します。

どこか可愛らしい虎さんです。寅年のお正月のために作っていただいたのですが、ご紹介が少し遅くなってしまい、申し訳なく思っております。

工芸店ようび 店主 真木

杉本太郎さんにもお正月のうつわを作っていただきました。

「竹に虎」
「虎は千里の藪に住む」

尾形光琳の《竹虎図》など、昔から虎と竹の絵は多く描かれています。
竹やぶは虎にとって安住の地だからだとかとも・・・。

来年は寅年。
穏やかな一年にしたいですね。

お正月の道具

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ようびの器 ものみな美しき日々のために



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全壊しておりました輪島・奥田志郎さんの家と工房の中から、専門家にお願いして何とか一部引っ張り出すことが出来ました。

めずらしいものも出てきましたりで宝さがしの様です、と奥田さん。しばらくは拭漆のものは出来る体制でございますが、この様な真塗のものは出来ませんので、改めて「よい塗物だなあ」と感心しています。

まだまだ商品を作っていただくことの出来ない状況でございますので、これらを出させていただくことで少しは前に進めると思っております。

よろしくお願い申し上げます。

2024年6月23日

工芸店ようび 店主 真木