兄 野田行作が３０才半ば位に作りました大胆な箔絵の松です。大好きな絵でしたが兄のものの写しを作りますのは仲々勇気が必要で、やっと今年、奥田志郎さんの椀にこの絵をのせてみようと思ったのでした。箔絵を担当して下さった山本哲さんは、このニュアンスをつかむのはむずかしかったそうで、御苦労をおかけしたようです。

兄の本歌は目はじきですが、真塗にのせてみるとまた違った良さを発見できました。常緑の松のめでたさを感じながらたっぷりとお雑煮など召し上がっていただきたいと思います。

工芸店ようび 店主 真木

「黒蓋付大椀」が出来上がってきました。
たっぷり、蓋の下で300ml弱ほど入ります。

これまでも、蒔絵や箔絵などさまざまに加飾していただいていましたが、さっそく、山本哲さんに松を描いていただくことに。

おおらかな松。
新年にふさわしい佇まい。

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